好きなレコードジャケットについて語り合いたいです!
レコードってCDに比べると場所をとりますが、インテリアとして考えると、余計な輪郭が無いので絵画のように扱うことができると思います。自宅が寝る場所としてしか機能していない、私のような無気力サラリーマンにとって、曲を聴くために買ったつもりが部屋も彩ってくれるという、一石二鳥の優れものだと思ってます。
CDの大きさだと心もとないし、実体がない音楽配信サービスにいたっては上記の要件を実現することすらできません。アナログは過去の技術ですが、決して下位互換ではないのです。
で、きっと皆さんもジャケットが大好きだろうな、ぜひ語り合ってみたいな、というのが本稿の主題です。この記事ではあくまで私が思うことや好きなジャケットを紹介するのに留めて、ゴールとしては、運営の皆さんに語り合う場を設けていただきたい、という要望に近い内容となっています。
「カタ坊さんが音頭をとってくれてもいいんだよ」というツッコミは勘弁してください。私は四人兄弟の末っ子なので、みんなをまとめ上げる、という経験を一切せずにアラサーになってしまったのです。サイゼリヤに行っても、みんなのためにピザを切り分けることすらできません。私は今まで、食べやすいサイズにしてもらったピザをお皿に取り分けてもらう側の人間だったのです。
そんなピザ切りもままならない私にとって、「企画して実践する」といった高度な営みは実現不可能なのです。
ところで、ジャケットって罪深いですよね。レコードは音楽を聴くための商品ですが、ジャケットが持つ印象が、その商品に対する好き嫌いのジャッジにかなり影響を与えていると思います。
みなさんも、中身の音楽はそこまでだけど、ジャケットが好きだからなんとなく気に入っているレコードがあるのでは、と推察します。
私の話をさせていただくと、中島みゆきの「おかえりなさい」と「御色直し」という二つのセルフカバーアルバムがあるのですが、収録されている楽曲で言えば、どちらかというと「おかえりなさい」のほうが好きなのに、ついついジャケットが好きすぎるという理由で「御色直し」をかけがちです。
今回のテーマについて、「ジャケット買い」はキーワードの一つだと思っています。昔から多くの人がジャケットに魅せられて購入していたからこそ、こういう言葉があると思うんです。結構共感を呼ぶテーマだと思うので、倶楽部メンバーの皆さんも思い出とか、一家言あると思うのです。
倶楽部メンバーのぱるむ君が、浅川マキはジャケット買いで知ったと話していた記憶があるのですが、とんでもない知識量はそういうところから来ているのかな、と思いました。やっぱり間違えたくない私にはできない所業です。そもレコードディガーにとって間違えるという発想自体ないのかな。未知の世界です。
話は少しそれるのですが、映画でもそういうことがあります。ポーランド映画最高傑作と名高い(誰が言っているのかはわかりませんが)、「灰とダイヤモンド」はジャケットで興味を持って視聴した作品です。実際に見たらガチの名作でした。おすすめを通り越してドすすめです。
逆もしかりで、なんか見てみたら意外とはまらなかったな、という作品もあります。「博士の異常な愛情」です。タイトルとジャケットは惹きつけるものがあるんですが、見てもポカーンな作品でした。批判じゃないですよ。普通に時代背景とか含めた予備知識が無くて、何がテーマなのかが掴めなかったんです(米ソ冷戦に対する風刺らしいですね)。キューブリック作品は俺には難しすぎる!
話を戻します。ジャケット買いまでいかなくても、「ジャケット聴き」なら誰しもあると思います。
よし、今年は山口百恵をどっぷり聴いてみようかしら、どれ、Sportifyを開いて、山口百恵っと、、、
うーん、ファーストアルバムから聴いてもいいが、この「不死鳥伝説」ってのがめちゃくちゃかっこいいな、、、
あ!デザインは横尾忠則なのか!ほえ~。聴いてみよう。
みたいなのです。ちなみに最近の実体験です。わざわざ書いた理由は、「直感で選んだのが横尾忠則の仕事だった」という自分のセンスをひけらかしたかった、というのが本音です。
高校時代、カッコつけて洋楽の80’sを聴き始めた時期があったのですが、デュラン・デュランの「RIO」は完全にひとめ惚れでした。好きすぎて、LINEのプロフィール画像に設定していました(しゃらくさいですね)。収録曲も決してジャケットに負けない、ガチの名曲ぞろいなので、今でも猿みたいに聴いています。今日は洋楽を聴きたい気分だな、という時のチョイスとして無難・無難なんです。
中山美穂のMind Gameも好きです。書いていて思いましたが、シンプルにデフォルメされた人物像が好きなのかもしれないです。楽曲も、なんかスーファミのBGMのような感じのサウンドが大好きです。ストⅡ感があるんですが気のせいかな。
あとは、倶楽部メンバータッピーさんのTwitterで知ったんですが、スパイロ・ジャイラのIncognitoも大好きです。シュールな感じがかっこよすぎるんですよね。フュージョン好きの方はぜひ聴いてほしいです。
てな感じで、ジャケットのデザイナーについてとか、思い出・小話・裏話とかでひと盛り上がりできるんではなかろうか、と思ってます。みんなが選んだジャケットで、ディスクユニオンの入り口みたいなのを作れたら最高だな~。
以上です!読んでいただきありがとうございます。だいぶ無責任なことを言ってしまいましたが、運営の皆様、ご検討いただけたら幸いです!