皆さんはYMOの「中国女」という曲をご存知ですか。最近この曲にハマってまして、猿のように聴いてます。いや、猿どころではないかもしれない、マウンテン・ゴリラくらい聴いてるかもしれないです。
「マウンテン」は、彼らが山のようにデカいから、という意味で付いた名前だと思ったのですが(つまり、ゴリラ・ザ・マウンテンといったような)、単に山岳地帯に生息していたからなんですね。体型に関わらず、マウンテン・ゴリラと名付けられていたことになります。
マウンテン・ゴリラの中には、割と華奢な方のマウンテン・ゴリラがいると思いますが、思春期に差し掛かったマウンテン・ゴリラにはどうか「私って名前負けしてるかもしれないな」といったコンプレックスを抱かないで欲しいな、と切に願っています。そもそも、万物の霊長を自称する人間どもが勝手に名前をつけてるだけですから。
カニクイザルとかもそうです。蟹を食うからカニクイザルって…。ほんと人間ってどこまで勝手で短絡的な生き物なんだろう。彼らの食性は雑食なんですよ。じゃあ私たちは米を食うからコメクイザルか?「ところでコメクイザルの皆さん」なんて言われたらカチンと来るでしょう。パンだって食うわ。パン食う(パンくん)も草葉の陰で呆れてることでしょう(うまい!)。
マウンテン・ゴリラ(長いので、以降「マ」と呼びます)の話に戻りますが、生息地と種族で呼ばれるのは「港区女子」や「丸の内OL」があります。情けない肩書きですよ、ほんと。あんたら、鬼怒川に2泊3日の温泉旅行に行ったら、その晩は鬼怒川女子になるのか?岐阜県は大垣市、昼飯(ひるい)駅前に転職したら昼飯OLになるのか?
場所を肩書きにするなんて碌なもんじゃないです。それよか、自分が好きなもの・得意なものをアイデンティティに据えた方がいいです。ケン玉が得意ならケン玉女子がいたっていいじゃないですか。鬼怒川温泉に行ってもケン玉女子はケン玉女子です。
ドンキホーテがもし海外にチェーン展開したとしても、激安の殿堂であることは揺るぎないと信じています。日高屋なら、時代が移り変わっても熱烈中華食堂でいてくれると思っています。アイデンティティってのは本来、そう言うもんだと思ってます。
今日ご紹介する昭和ポップス動物園は愛知県犬山市「日本モンキーセンター」です。世界中のサル類に会うことができます。