実は気になっているちょっとした疑問(リクエスト回)今夜も生で座談会!#5

 

昭和ポップス倶楽部の人気企画「今夜も生で座談会 !」略して「生ざだ」。これは月に一回程度、皆でひとつのテーマについてざっくばらんに意見を交わし合う座談会です。意見が分かれる?賛否両論?ちょっとタブー?なものをテーマとして設定し、昭和ポップス倶楽部のメンバーはどんな考えを持っているのか、忌憚なき意見を聞かせてもらうという内容になっております。

今回は5回目の開催。テーマは「実は気になっているちょっとした疑問」ということで、みんなが普段感じている素朴な疑問からテーマを募って意見を交わしていきます。このコラムではその一部をご紹介しますよ!

テーマその1:売上にギャップがある曲?

当時は売れなかったけど、今ならヒットするんじゃないかっていう曲とか、逆に当時はすごくヒットしたけど今だったらヒットしないんじゃないかとみなさんが思う曲を教えてほしいです。

考え甲斐があるトピックですね。先日コラムでも「すごく有名なのに実は売上が高くない曲」を取り上げていましたけど、特に和田アキ子さんの楽曲は「あの鐘を鳴らすのはあなた」「古い日記」などすごく有名な曲なのにあまり実はヒットしていなくて、売上が高い曲はそこまで知られていないという特殊なケースですよね。

参考:超有名なのに、実は全然売れていない楽曲とは!?

たしかに、和田アキ子さんの売上って面白いですよね。

参考:和田アキ子さんのレコード売上

「天使になれない」……22.0万枚(最大のヒット)
「だってしょうがないじゃない」……20.0万枚
「笑って許して」……19.7万枚
「あの鐘を鳴らすのはあなた」……4.1万枚
「古い日記」……5.4万枚

300万枚超え!「女のみち」はなぜ売れた?

当時はすごくヒットしたけど、なぜこんなにヒットしたんだろう!?と思う曲ですが、個人的には宮史郎とぴんからトリオ「女のみち」がそうなんですよね。325.6万枚売れていて、これまでのオリコンシングル歴代売上ランキングでも2位なんです。

参考:歴代シングル売上枚数ランキング

順位発売日CDタイトルアーティスト売上枚数
(万枚)
11975/12/25およげ!たいやきくん子門真人457.7
21972/05/10女のみち宮史郎とぴんからトリオ325.6
32003/03/05世界に一つだけの花SMAP313.2
42000/01/26TSUNAMIサザンオールスターズ293.6
51999/03/03だんご3兄弟速水けんたろう、茂森あゆみ、
ひまわりキッズ、だんご合唱団
291.8
61992/05/04君がいるだけで米米CLUB289.5
71991/07/24SAY YESCHAGE&ASKA282.2
81994/11/10Tomorrow never knowsMr.Children276.6
91991/02/06ラブ・ストーリーは突然に小田和正258.8
101995/07/24LOVE LOVE LOVEDREAMS COME TRUE248.9
https://nendai-ryuukou.com/article/009.html

私も演歌は好きだけど、「女のみち」は刺さらないんですね。なんで売れたんだろう?今、知らない人も結構いるんじゃないですかね?

たしかにカバーをされたり、歌い継がれているイメージはないですね。

歌い継ぎにくい曲ですよね。

でも、モノマネをしているイメージは強いかも。

私もモノマネで知りました。

ちょっと聞いてみましょうか!

う〜ん、やはり特別流行るかと言われたら、そういう要素もそこまでないような気がしますね。。

これ売れたの……?っていう感じ。売上ランキングを見ても他の曲なら納得できるポイントがあるんだけど。この曲は一体何が良かったのかなぁ〜。

そのころってスナックとか出始めた頃とかだと思うんですけど、そういう飲み屋の需要で伸びたとかがあったのかな?ってちょっと思いました。

どうやら「どうにもとまらない歌謡曲」という本によると、カステラさんの考察が合ってて、「当時ホステスさん達を中心に爆発的な人気を呼んだ」と書かれていますよ!

当初、「三〇〇枚だけ自主制作でプレスされた」という「女のみち」は、「地元の姫路の有線放送で流される」やいなや、「ホステスさんたちを中心に爆発的な人気を呼んだ」。

舌津智之「どうにもとまらない歌謡曲」筑摩書房(2022)

となると、女の人に人気だったってことなんでしょうか?

ホステスさんに人気だったということは、そこにくる男性にもまた人気だったというようなことなのかなと思いました。

なるほど〜〜。今と比較すると、より男性優位の社会だったでしょうから、そういうのもより強く関係しているのかもしれませんね。

となるとやっぱり、今出しても売れなさそうですよね。

今と言わず、80年代後半とかでもすでに売れなかったかも。

80年代後半以降は男女雇用機会均等法ができたり、女性による応援ソングが流行りだしたりしていたことを考えると、そうかもしれないですね。

「『女のみち』はなぜ売れたのか?」については本の出典から一つの糸口が見つかりました。リアルタイムでこの曲を聴いていて、ヒットした時代を知っているという方や、この曲に惚れ込んでいる!という方、ぜひヒットした当時の背景や曲の魅力についてコメントで教えて下さい!

続いてのテーマはこちら。

テーマその2:YouTubeの違法アップロードをどう捉えてる?

昭和の音楽ファンは避けて通ることが難しい著作権問題。YouTube等の動画サイトに昔の映像や音源をアップロードしてくれていることはありがたい反面、違法のものも存在することも理解しておかなければいけません。

YouTubeの違法アップロードについて聞きたいです。どうしても昭和の曲を聴くとなると、違法の動画にもお世話になることもあると思うんです。でも、それを全部排除することが正しいのかというと、それがあることによって今の時代に新規のファンを獲得できるという利点もあると思うんですよね。私たちは違法の動画をどういう立ち位置でいるべきなのか、みなさんに聞いてみたかったです。

ちなみに補足すると、いまはYouTubeに音源をアップロードするとそれが(登録されているものは)全部権利元に通知が行くようになっているんです。そしてそれが再生されたときの広告収益も還元されるようになっています。だからアーティストや権利者は黙認しているような形なんですね。アーティストの姿勢によっては消されることもありますが。

へぇ〜。

そうなんですね!
実はこのテーマを挙げたのは、このツイートを見たからだったんです。

参考:「たま」の石川浩司さんの見解

なるほどね〜。

宣伝効果としては良い部分もあるんでしょうね、アーティスト側からしたら。

一方で中島みゆきさんのような、公式チャンネルからしか動画が上がっていないチャンネルもありますよね。

サザンもそうでしたよね。

もちろんジャニーズも。

アーティストによって姿勢が結構はっきり分かれますよね。

「Topic」ならOK?

YouTubeでよくチャンネル名のあとに「トピック」とついているものがありますが、これは公式音源と思って良いのでしょうか?よくわからなくて。

例▼

これは公式音源ですね。

公式音源には必ず「トピック」がついているというわけではなく、変えている場合もありますけど、付いているものは基本公式です。

であれば良かったです!SNSで曲をシェアするときとか、できるだけ公式のものを選んだほうが良いだろうなと思っていたので。

最終的にはアップロードされている動画や音源から自分で公式かどうか見極める必要がありますが、「トピック」とチャンネル名に付いているものは多くの場合公式のチャンネル。できるだけ公式のものを使っていきたいですね。(YouTube Premiumに入っていないと見れない動画も多数あるので注意)

映像の権利

とはいえ、テレビ番組の映像とかとなると、映像自体の権利だったり肖像権の問題だったりが出てくるので、完全にすり抜けることは難しいですね。

じゃあお金払って見れるかと言ったら、見れないですしね。CS放送で見るしかないですよね。

CS放送でも確実に見れるわけじゃないし。

過去の番組が大量に見れるサブスクが出るとか、もっと合法で映像見をれる手段が増えるといいですよね。

音源についてはかなりの数の音楽がサブスクで聴けるようになってきているので、違法のものにあたる可能性はかなり減ってきましたが、映像となると話は別。音源と違って確認をとらなければいけない対象が多岐にわたるため、そう簡単にBOX販売したり配信したりすることは難しいのだとは思いますが、時間をかけてもいいのでテレビ局には自由に過去の映像を見られるシステムを整えてもらいたいものです。

テーマその3:口パクはあり?なし?

テーマの3つ目は「口パクはあり?なし?」問題。70年代かは生歌が基本だったものの、80年代半ばころにはアイドルを中心に「口パク」文化が勃興。今では音楽番組での口パクは珍しいことではありませんが、昭和ポップス好きのみなさんはそこのところどう思っているんでしょうか?

みなさんは口パクについてどう思いますか?

口パクって気にしてるの、日本だけなんですよ。ロックバンドは別ですけど、マドンナもマイケルもみんな口パク。

え〜っ!!そうなんですか!?

海外では当たり前ですよ。逆に何で日本は口パク気にするの?って感じです。いずれ本人が歌っているのにって。

踊りがある人は口パクでもいいんじゃないですかね?でも、天童よしみさんとかが口パクだったらちょっと違うかも。

それはたしかに嫌だな〜〜(笑)

私としてはできれば生歌がいいけど、準備とかバンドとかだと何人も演奏者がいたりすると手間とかがかかるだろうし、実際の演奏じゃなかったり、口パクだったりするのもしょうがないのかな。でも、そのときそのときのフィーリングや表現みたいなものも聴けたらいいなと思うので、基本的には生歌が理想かなとは思います。

私はライブとかで目の前にその人がいるなら、やっぱり生の声を聴きたいなと思うけど、音楽番組だったら全然口パクでもいいのかなって思います。

私は玉置浩二さんみたいに、そのときどきで歌い方が変わるような人だと、生歌を聴きたいなとは思うかも。でもあんまり違いがわかる気がしないから、結論どっちでもいいかな(笑)

私もどっちでもいいかな。声がガラガラだったり、本調子じゃないときは無理して生歌で歌わなくていいよ、って思うし。でもやっぱりさすがに、演歌が口パクは違うかな(笑)。

私は口パクは絶対ダメって思っていたけど、みんなの話を聞いていると口パクでもいいのかもって思ってきました。演歌以外で(笑)

演歌もそうだし、あとは反戦歌とか強いメッセージソングが込められた曲が口パクだと、やる気あんのかって思っちゃいそうですよね(笑)

さすが現代っ子?口パクについての是非は特に問わないという意見が多く見られました。もちろん生歌だと嬉しいけれど「アイドルなら別に」「踊りがあるならいいと思う」「どっちにしろ本人が歌ってるんだから」等の声が多かったです。ジャンルや歌う曲の傾向によっても変わる部分もありそうですね。コラムをお読みの方はどう思いますか?ぜひ教えて下さい!

テーマその4:自分の葬式で流してほしい曲

今回取り上げる最後のテーマはこちら。自分のお葬式……なんてちょっと縁起が悪い話かもしれませんが、まだまだヤングだからこそどんな最期にしたいのか考えるのもたまにはアリですよね。現代人たちはどんな曲とともに旅立ちを迎えたいと考えるのでしょう?

私はやっぱり好きな曲がいいから、最後は自分の推しの河合奈保子さんの「スマイル・フォー・ミー」を流したいです。明るく送って欲しいし、いい人生だったって示したいから。こだわりがあって、後奏がジャーンと終わった瞬間に出棺してほしいんです。

私は水前寺清子さんの「三百六十五歩のマーチ」かな。好きな曲でもあるし、悲しみを慰めるみたいな部分もあるのかなって。

このテーマ難しいですよね。でも私は「マイ・ウェイ」かな。

それは泣く!

「マイ・ウェイ」は日本語でもいろんなバージョンがありますから。誰のバージョンがいいかな……

私は尾崎紀世彦さんバージョンがいいなぁ。でも布施明さんもいいな……

私は寺尾聰さんの「出航 SASURAI」を流したいです。出棺のときにちょうどいいかなって。逆にポジティブな別れの方がいい感じになるのかなと考えました。

私は長渕剛さんの「乾杯」です。「遥か長い道のりを歩き始めた君に幸せあれ」っていう歌詞がいいですよね。私は死というものを完全な終わりとは考えたくなくて、新しい人生の始まりだと思いたい。参列した人たちにもひとつの節目としてそう思ってほしいなと思うし、湿っぽい場所にはしたくないから。

そういう考え方、いいですね。

私は吹奏楽の「宝島」かな。オリジナルはT-SQUAREの曲です。超ハイテンションな曲なんですよね。泣かせに行くなら、ウルフルズの「笑えれば」かな。でもやっぱり悲しみに浸るタイプじゃないので、「宝島」かな〜。

「宝島」いいですねぇ!

出棺でこれが流れたら、宴会くらいの賑わいになりそうですね。

私は「Friday Night Fantasy」かな。昔の金曜ロードショーのオープニングの曲ですね。ちょっとムーディな感じで人生の終わりとするのもいいかなって。

これも泣けるな・・・いい人生だったな・・・

明るい曲、シックな曲、新しい出発の曲、純粋に好きな曲など色んなタイプの楽曲が集まりました。実際に楽曲を流しながらああだこうだとお話して、不謹慎な話題ながら結構盛り上がりました。こんなことで盛り上がれるのも今みんなが元気で健康だからなので、ぜひ健康診断にちゃんと行って今のうちから身体を大事にしてくださいね!!!


今回はみなさんからテーマを持ち寄ってもらい話すタイプの座談会となりました。何回かに一回はこのような「ちょっとした疑問」のリクエスト回を開催しますので、ぜひ話してみたいテーマがあったらストックしておいてくださいね!もちろん普段の大テーマも募集中。ぜひ私までメッセージいただくか、コメントにて教えて下さい♪

平成生まれによる昭和ポップス倶楽部のコラムニストとして執筆中!
最近YouTubeデビューしました。

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