昭和ポップス倶楽部 交流会レポ【テーマ:80年代後半アイドル 】

2020年9月5日、平成生まれによる昭和ポップス倶楽部の交流会を高円寺・ヤングマスターにて行いました。

交流会では、持ち回りで誰かひとりが先生(プレゼンター)となり、自分の得意な・好きな分野や歌手について自由に紹介してもらうという内容になっています。前回は「昭和ポップスの功労者・松任谷正隆」、その前は「昭和ポップスで活躍するキーボード・シンセ」をテーマに開催しました。

今回はテーマはざっくりと、非常に壮大なテーマ。「80年代後半のアイドル」です!

今回のテーマ:特別講座・80年代後半アイドル!

さて、今回の本題は80年代後半のアイドルシーンです。メンバーのAさんが今回のプレゼンター!よろしくお願いいたします!

今回の流れは、まず男性アイドルを紹介し、その後、80年代後半を代表するドラマ作品に関係する人を紹介しながらのアイドル四天王(中山美穂、南野陽子、浅香唯、工藤静香)を紹介しながら、オーディション番組出身者を挙げていくという構成。
このように、それぞれただ単にひとりひとりアイドルを紹介するのではなく前後のアイドルとの流れを意識しながら構成されたプレゼンになっておりました(すげぇ)。

まずは男性アイドル

男性アイドルのほうが女性アイドルよりよっぽど少ないということで、まずは貴重な80年代後半の男性アイドルから紹介。少年隊、光GENJI、男闘呼組、CHA-CHA等のお名前があがります。

特筆すべきは、やはり光GENJIの社会現象っぷりでしょう。デビュー当時光GENJIのメンバーのうち二人は労働基準法により夜8時以降のテレビやラジオの生出演ができない法律になっていましたが、光GENJIの人気を鑑み、条件を満たしたものは表現者と見なし労働基準法を適用しないという、いわゆる「光GENJI通達」が出されました。
人気すぎて法律を変えたアイドルということですね。

そんな光GENJIも2017年でデビューからちょうど30周年でした。その機会に1年だけ再結成しようという試みもなされてはいたのですが、それぞれの所属する事務所の兼ね合いなどもあり実現には至らず。

デビューから大ヒットを飛ばした3曲を手がけた ASKAさんがそのことを切々と語ったブログを引用しながら説明してくれました。

またCHA-CHAは、勝俣州和さんがいたグループとしては有名ですが、実際にどんな歌を歌っているかも知らない人が多かったよう。
特に1991年に「アンパンマンたいそう」(それいけアンパンマンのエンディングテーマ)を歌っていたことに驚いた人も多いようでした。

アイドル四天王と、漫画原作の人気作品関係のアイドル

そこからは、ついに女性アイドルのお話へ……ということでまずは80年代に大きな人気を集めた中山美穂さん、本田美奈子さん。
本田美奈子さんは演歌歌手志望だったけれどもアイドルとして売り出され、そのうちに海外とロックスターと共演したりする経験を経て脱アイドル思考へ。「ツインドラム・ツインギター」での演奏を提案したり、忌野清志郎さんからの提供を受けたりとバリバリのロック路線になっていたことなどなど。

そして「BE-BOP-HIGHSCHOOL」「スケバン刑事」「花のあすか組」の漫画原作から人気を博したドラマの紹介を交えながら、そこに関わるアイドルたちを紹介していきます 。

「花のあすか組!」の主題歌を担当していた BaBe 、「あすか組」として主題歌を歌った小高恵美さん、小沢なつきさん、石田ひかりさんを紹介。

「花のあすか組!」は角川映画としても制作されたことを踏まえ、角川三人娘の一人である渡辺典子さんもここで触れます。

つづいて、こちらも80年代では欠かせないスケバン刑事! といえば、まずは初代麻宮サキの斉藤由貴さん。3代目麻宮サキの浅香唯さんは、同じくスケバン刑事で主演を努めた大西結花さん、中村由真さんと風間三姉妹というユニットで「Remeber」をヒットさせています。

でもって、アイドル四天王の一角でもあり二代目麻宮サキの南野陽子さんももちろん紹介。代表曲でもある「はいからさんが通る」の超キュートなシーンを見てみんなで「ああ、なるほどかわいい……」 と癒されました。

その後、どんどん取り上げていきたいアイドルをピックアップ!

実はサザンオールスターズの「海」もカバーしている芳本美代子さん、あまり注目されないかもだけどとてもとにかくかわいい小川範子さん、「ふしぎの海のナディア」の主題歌に起用されヒットした森川美穂さん、石野真子さんの妹・石野陽子さん、Aさん激推しの松本典子さんが石野陽子さんと志村けんさんとやっているコントの映像も観ながら進めていきます。志村けんさん、つくづくいろんな方とコントされていたんですね。

オーディションからデビューしたアイドルたち

休憩もとりつつ、オーディションをきっかけにデビューしていったアイドルをピックアップしていきます。ホリプロタレントスカウトキャラバンからデビューした井森美幸さん、山瀬まみさんの流れで森口博子さんと島崎和歌子さんを紹介。島崎和歌子さんは「ロッテ CMアイドルはキミだ!」準グランプリとしてデビューされたのですね。
そしてグランプリだったのは立花理佐さん。「リサの妖精伝説」の映像をみんなで見ながら「立花理佐」を逆から読んだ「Sarina Bachita」がサビで連呼されるのは衝撃的でした。 

おニャン子クラブとMomokoクラブと……

今回教鞭をとるAさん。指し棒は自前で購入(!)、ヤングマスターに寄付されました。

80年代後半のアイドルと言われて欠かせないのが、おニャン子クラブですね。文字は工藤静香さんが元々在籍していたセブンティーンクラブの紹介からおニャン子クラブ 、そこから派生したニャンギラスを紹介。

ニャンギラスの色物ソング「私は里歌ちゃん」は中森明菜さんの「DESIRE」のような歌を歌いたい、と秋元康さんに訴えたところ、出来上がってきたとのこと。ここは、なんの曲でしょう?というクイズだったのですがイメージが違いすぎて誰も答えられず(笑)

次はMomokoクラブからのデビュー組!モモコクラブとは女性アイドル誌『Momoco』にある特別ページ「モモコクラブ」を発端とするバラエティー番組で、自薦他薦・芸能事務所に所属しているか否かを問わず美少女を募る一種のアイドルオーディション。

伊藤美紀さん、西村知美さん、杉浦幸さん、姫乃樹リカさん、畠田理恵さん、酒井法子さんらを排出したのが、このモモコクラブでした。

その流れで桜っ子クラブ、ribbon、CoCo、Winkへ。ついに80年代も終盤という感じです。

桜っ子クラブは、今も活躍する女優・菅野美穂さんや中谷美紀さんが在籍していたという伝説のようなグループ。桜っ子クラブの存在を知らなかった人たちは、映像を見て「えー!!!こんなことやってたんだ…!!」と仰天。

またCoCoは、アイドル冬の時代と言われる時期にデビュー曲から「横浜Boy Style」まで、11曲連続ベスト10入りを果たしています。Aさんは三浦理恵子さんのキャットボイスがめちゃくちゃかわいい「はんぶん不思議」がおすすめなんだとか!

そして最後に、90年代を席巻することとなるアイドル・森高千里さんと、20世紀最後の正統派アイドルと言われる高橋由美子さんを紹介して今回のプレゼンの締めとなりました。 

総括してAさんが80年代アイドルに対して思うこと三つをまとめていただきました! 

Aさんによる80年代後半アイドルのまとめ

1.売り方が変わった

 グループとしてではなく個々の集まりとして売り出す。これによるアイドル全体人数の増加。アイドルの供給過多はバンドブームと相まって、アイドルバブルの崩壊を持たらしアイドル冬の時代へ。

2.バブルの経済状況でお金が使える時代

 上記のように大人数を売り出すことや素人主体での番組作りが可能に。

 ⇒さらにグランプリの増加(ロッテ、ポカリなどメーカー、オスカーの美少女コンテストのようなプロダクション、雑誌、映画、テレビ、ラジオ(女子大生DJブーム)などメディア)

⇒機材購入+コンピュータ技術の向上(チャゲアス、小室哲哉、槇原敬之)

3.歌手、作詞、作曲が先輩方の背中を見つつも独自の路線へ

CHAGE&ASKA、小室哲哉、久保田利伸、山口由子、円谷優子、渡瀬マキ、森川美穂、芳本美代子、松田樹利亜、長山洋子、本田美奈子、菊池桃子

⇒90年代バンドブームを経て、J-POPへ……

ということでボリュームたっぷりの80年代後半アイドルについて、かなり網羅できる内容、かつ、流れや人と人との関係性も追うことができるかなり勉強になる交流会になったのではないでしょうか。お疲れさまでした!

今回のまとめ

今回はAさんに、じつに2時間半にわたる壮大な・そして熱いプレゼンをしていただきました!パワーポイントのスライドの枚数はなんと83枚。紹介した歌手は60組!80年代後半とひとくちにいっても、そのバラエティの多さは、他の時代と比べても随一なんではないでしょうか。

今回紹介のあった歌手一覧

▼今回Aさんが紹介してくれた歌手・グループ
少年隊、光GENJI、男闘呼組、CHA-CHA、山口由子、中山美穂、中山忍、江原由希子、本田美奈子、浅香唯、大西結花、中村由真、風間三姉妹、Babe、荻野目洋子、長山洋子、小高恵美、小沢なつき、石田ひかり、あすか組、渡辺典子、斉藤由貴、菊池桃子、ラ・ムー、南野陽子、芳本美代子、小川範子、森川美穂、石野陽子、松本典子、網浜直子、伊藤智恵理、佐野量子、工藤夕貴、キララとウララ、井森美幸、山瀬まみ、森口博子、島崎和歌子、立花理佐、セブンティーンクラブ、工藤静香、おニャン子クラブ、ニャンギラス、伊藤美紀、西村知美、杉浦幸、島田奈美、姫乃樹リカ、円谷優子、豊田樹里(松田樹利亜)渡瀬マキ、畠田理恵、酒井法子、桜っ子クラブ、ribbon、CoCo、Wink、森高千里、高橋由美子 ※敬称略

すごい数ですね〜。名前が出てきた方々だけならもちろんもっとたくさんいましたし、裏方の作家さん等もあわせたらすごい人数になりそうです。
ちなみにAさんが特にお好きなのは松本典子さん、渡辺典子さん、南野陽子さんだそう。

その後の2次会は、通常営業のヤングマスターにて。Aさんがプレゼン内で紹介してくれたけれども聴くことができなかった曲をあらためて見聞きし、復習しながらの2次会となりました。

個人的にも80年代後半アイドル界は知らないことばかりだったので、あらためて昭和ポップスの幅の広さを実感したのでした!

Aさん、大変お疲れさまでした。超大作をどうもありがとうございました!

最後はみんなで写真撮影!これでも南野陽子さんポーズである。

次回の交流会

次回の交流会は9月19日(土)、今回と同じ高円寺のヤングマスターにて行う予定です。テーマは「昭和ポップス界の偉大な作詞家」。私、さにーがプレゼンターを務めます。
今回はじめて、平成生まれの倶楽部メンバー向けにオンライン配信も行いました。こちらは、今後もやっていく予定ですので、現地に来れない方もぜひご参加ください!

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