2023年3月25日(土)、オンライン交流会を開催しました!

昭和ポップス倶楽部では、毎月2回メンバーが好きなことをプレゼンしたり、あるテーマについて語り合う定期交流会を開催しています。

今回の交流会のテーマは「なぜ関西といえばブルースなのか?真剣に考えてみよう」

プレゼンターは、昭和ポップス倶楽部代表の私、かなえ氏が担当しました。
実は私、昔から自分の中の疑問をとことん考察したり調べるのが大好きでして、これまでの交流会も特定の地域に焦点をあて、「地域×昭和ポップス」に関する謎を検証したプレゼンを展開してきました。

例えば過去には「広島県や福岡県出身のアーティストはなぜ多いのか?」など、特定の地域出身の歌手がどうして多いのか?何か地理的理由や出来事があったのか?など、自分で仮説を立てて検証をしてきました。

第3回目となる今回のプレゼンでは「なぜブルースに傾倒する歌手やバンドが関西に多いのか?なぜブルース文化は関西に根付いたのか?」という疑問のもと、さまざまな角度から検証したプレゼンを発表しました!

私が今回立てた仮説は以下の3つです。

「関西の学生の音楽文化」 →社会に抗う学生コミュニティが関西でのブルースを発展させた?

「主流派への対抗心」 →流行の先端をいく東京へのアンチテーゼ?

「関西とブルースの化学反応」 →70年代の関西とブルースが発展した当時のアメリカ深南部の歴史的背景が似ている?

当時の社会情勢や本場アメリカで発展したブルースと重なる世相、そしてニューミュージックなど音楽的文化の先端をいく東京への対抗心などが関西でブルースが深く根付くようになった要因では?という仮説です。
交流会では、ブルースの定義はもちろん、主要なブルースシンガー・バンドも取り上げ、プレゼン終了後も参加者のみんなと意見交換をし合い、とてもいい議論を行うことができました。

プレゼンの詳細は昭和ポップス倶楽部が毎週2回配信しているコラムで全て読むことができます。初月無料で過去に配信しているコラムも全て読めますので、気になる方はぜひこの機会にチェックしてみてください!

概要

なぜ関西といえばブルースなのか?真剣に考えてみよう

日時:2023年3月25日(土)21:00~23:00

会場:オンラインZOOM

参加人数:9名

プレゼンターをやってみての感想

かなえ

ブルースという音楽ジャンルや関西出身のブルースシンガーを少しでも知ってもらえるきっかけになれたら嬉しいです。またこれを機に特定の地域と音楽のつながりには必ず歴史的理由があるんだよということを知ってもらえれば幸いです。

準備で大変だったこと

かなえ

ブルースについて1から勉強しつつ、リサーチに一番苦労しました。
Wikipediaも簡単にまとめられているくらいだったので、とにかく調べて参考になりそうなページをフォルダに入れつつ、まとめていく作業の繰り返しでした。

今回のプレゼンでいちばん伝えたかったこと

アメリカ南部と関西は一見すると縁もゆかりもないような感じですが、当時は産業発展のために明け暮れた労働者と、社会的不満や不安を感じていた若者らがブルースという音楽で、自己表現していた。そして、それに共鳴する人(同じ労働者や遠い地域から来た人々)がいた。そんな同じ状況が少なからず、そこにあったのを感じて欲しかったです。
説明難しかったですが、興味を持って参加してくれたことに感謝です!

参加者の感想

  • 今日はブルースについてのプレゼンだった。日本ではなぜ関西から普及しはじめたかだったが、反主流(アンチ東京の精神)や普及に火をつけたバンドやイベントが関西ルーツだったからではということで、かなり面白い内容だった
  • 今回は関西とブルースの特集!ブルースの基礎から主要なミュージシャンの紹介、何故関西で流行ったのかまで詳しいプレゼンでした。今年ベストかも。

お知らせ

昭和ポップス倶楽部では、毎月2回定期交流会、毎月1回イベントを開催しています!「気になるけど、まずは雰囲気や様子を見てみたい・・・」という方は無料お試しで交流会への参加が可能です!

気になる方は、お試し参加申し込みフォームからお気軽にお問い合わせください。

その他お問合せ

昭和ポップス倶楽部は、住んでいる地域、職業、肩書きを超え、「聴く」「観る」「話す」の三拍子で昭和ポップス(70~80年代の大衆音楽)を探究し、その魅力を共有・共感し合う若者のためのコミュニティです。イベントや取材の相談などは問合せフォームよりお気軽にお問合せください。

1997年生まれ・宮城県仙台市出身
昭和60年生まれ以降の若者中心の音楽コミュニティ【平成生まれによる昭和ポップス倶楽部】を運営 | 昭和ポップス資料館を作って戦後の大衆音楽を継承することを目標としています

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