昭和ポップス倶楽部の思い出 2022年、夏。#1

こんにちは、かなえ氏です。

早いことに夏が終わろうとしています。コロナによる制限がない夏は3年ぶり。
おかげさまで、とても充実したひと夏を過ごすことができました。

このブログでは、備忘録として記録に残したいと思います。

7月21日、人生初の富士山登山に挑戦

7月21日(金)、倶楽部メンバー3名と日本の頂・富士山登山に挑戦しました!
前日に河口湖の一軒家を借りて前泊。この日は交流会があったので、みんなで参加しました。

大画面に映るZOOMの共有は新鮮!

23時に交流会は終了。明日の登山に備えて速攻で就寝しました。

いよいよ登山、当日!

朝4時に起床し、まず向かったのは富士の麓にあるラベンダー畑!

生憎の天気でしたがラベンダーは綺麗でした

ラベンダー畑を満喫して、いよいよ富士山の吉田登山口に向かいます。

私たちが登る吉田ルートは登山道に山小屋が多いのが特徴で、登山者のほとんどがこのルートを使うことで有名です。この日登山をするメンバーは私含め2名が初の富士山登山だったので初心者向けの登山道はありがたい限り・・・!いざ5合目に向かいます。

しかし、富士山の5合目に着いた頃には曇りだったのにまさかの豪雨・・・!
早速、山の天候の変わりやすさを痛感させられます。

空気の薄さを既に感じながら、いよいよ富士登山開始です。

先行きが不安・・・

こんな状況なので、もちろんすぐにびしょびしょになり、ときおり雷のゴロゴロという音も聞こえました。雷を避けられる建物はないのでとにかく登り続け、天気が良くなるのを待つしかない状況は少し恐怖でした。
また風も強く、立っているのがやっとなくらい。

比較的平坦な6合目まで一生懸命登ります。

ご来光を見るために昨晩から前泊した登山者は悪天候でやむなく下山したそう…

雨に打たれて体も冷えてきいきます。しかし本当の登山はここから!!
みんなでワイワイ話しながら気持ちを前向きに、頂上を目指します。

6合目を過ぎると土砂降りだった天気もだんだんと落ち着き青空が見えてきました。

既に雲と並行なところに来ていると実感できた瞬間

ご覧の通り、道は綺麗に整備されていてここまでは順調なペース!!!
しかし、登山経験のあるメンバー曰く「ここからが山」という言葉を聞いてビクビクしました。

その言葉通りに7合目を超えて、8合目に差さしかかった時に見えた光景がこちら。

道なき道!!

ここにきて、昔噴火した富士山が活火山であるのを実感。
もう整備された道はありません。

そしてこの辺りで呼吸が一気に苦しくなり、会話をするのもしんどくなりました。

メンバーの中には足腰の痛みを訴える人も。

この8合目が登れど登れど、見えてくるのは休憩所!!!!

いつになったら9合目なの?!と吐露がこぼれます。

右上に頂上の山小屋が見えます

もうここまで来ると気持ちだけで登っている状態。メンバーの中でも進むのがやっとで限界に近い人もいました。それでもここまで来たからには登りたい。「もう少し、頑張ろう!」と励まし合い最後の力を振り絞ってひたすら登りました。

そして、ついに・・・

富士山登頂に成功!!!!
しかしこの時、ペースが遅くなっていたメンバーはまだ登頂できておらずひとまず山小屋で待機し合流を待ちました。

しばらく経つと、他のメンバーも無事登頂し改めて日本の頂きにいるのを実感。
そして、この瞬間のために私たちは事前に決めていたことがありました。それは、お気に入りのレコードジャケットを持ってきて写真を撮ること!
音楽コミュニティならでは(?)ですが、果たしてこれまで富士山の頂上にレコードを持参した人がいたのかも気になるところです(笑)

さて、そのレコードと一緒に撮った写真がこちら!

暴風のため、みだれ髪

一生の思い出になりました。

みんなが持ってきたレコード

そして、山小屋での昼食は大好きな蒙古タンメン中本のインスタントラーメン。
実は昭和ポップス倶楽部では度々、辛いものやラーメンが話題に上がることがあり、一緒に登ったメンバーでも中本好きな人がいました。ならば、頂上で思いっきりいただこうじゃないか!!ということでしっかり中本道場、開幕。最高の一杯でした。ごっつぉれす!!!

恐怖の下山

さて、頂上に登りひと段落したのも束の間。この時、私たちは予定よりも2時間押した状況でした。一刻も早く下山しないと5号目からスムーズに帰れるバスに間に合いません。
本当は、頂上に登りお鉢巡り(火口の周りを歩くこと)をしたかったのですが、断念することとなりました。

そしてここから、長い長い下山が始まります。

下山をしていると山から見える景色も変化を見せます。

まるでラピュタのような世界観。道を踏み外せば・・・と思うと高所恐怖症の人はきついかもしれません。下山は行きに比べて足にかかる負荷が増します。思っていた以上に、前半の疲れがドッと足にかかってきました。
他のメンバーもやや高山病の症状が出たり、腰痛を訴えたり不安な状況でした。
「このままだと間に合わない!」という危機的な状況のなか、メンバーのTさんがKさんを強制歩行!

勢いそのままに、どんぶらこどんぶらこと怒涛の巻き返しでくだっていきます。

そして、なんとか無事に下山。最終のバスにも間に合いました。
到着して富士山を見上げると、本当に自分達がここを登ったのかと疑ってしまうくらい、富士山が大きく見えました。

初めは土砂降りだったけど、そんなことも忘れさせてくれる雲ひとつない青空。

一緒に励まし合いながら登ったメンバーと達成感を噛み締めて、自分の中でも何か気持ちがリセットされたような不思議な気持ちになりました。

まさか2022年に富士山に登るとは思っていなかったので、今回メンバーにお誘いをいただいて登れるかな?という不安と一生に一度は登ってみたかった富士山登頂に挑戦できるワクワクが入り混じった複雑な心境でしたが、こんな自分でも登れたんだと勇気をもらえました。

また来年も倶楽部メンバーと登りたいな!昭和ポップス倶楽部登山部よく頑張りました!!

昭和ポップス倶楽部登山部の活動はまだまだこれからです!

#2に続く

1997年生まれ・宮城県仙台市出身
昭和60年生まれ以降の若者中心の音楽コミュニティ【平成生まれによる昭和ポップス倶楽部】を運営 | 昭和ポップス資料館を作って戦後の大衆音楽を継承することを目標としています

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