【エッセイ’93】06_シンデレラ

前回からだいぶ日が空いてしまった。
継続するというのはとても難しいことだ。
なにかを継続してやる力をつけるために、小学生には宿題があるのかしら、と思ったり。

継続してやりたいことのひとつが、絵を描くことだが、
2月はずっとうまく描けなくて悩んでいた。
昭和ポップス倶楽部のタッピーさんから、岡田有希子の絵を描いてくれないか、と依頼があって、資料を見て何度も描いたがどれも納得できなかった。
仕上げたのは、依頼されてからだいぶ経ってからになってしまったが、今までで一番良い出来であった。
ちなみに、今回のサムネイルは没デザインである。

先日、タッピーさんが実現させた、岡田有希子バーチャルライブ、シンデレラ公演に参戦した。

“80年代アイドル×現代のアイドルの劇場公演”
といった明確なコンセプトで、
現実にはできないことを、バーチャルならではの視点でつくりあげたことに非常に感動した。
もちろん、ユッコの大ファンだったのもあってすこぶる期待していたのだけど、
期待以上にこみあげてくるものがあった。

劇場公演のようなチケット、パンフレット、サイリウム、
映画の入りのような映像演出、そのハコで可能な限りの照明演出、
生音に近づけた音響効果、エコーのかかり方、ピッチの少し上がった感じ、
ライブならではのコールとミックス、アンコール。

もちろん、バーチャルなので本人は実際にいなくて、ライブの雰囲気を味わえる映像が用意されていたのだが、個人的にはこれがよかった。
彼女が舞台に立っていたら、こうだったのかな、衣装はどんな感じだろうな、振り付けは、マイクのもち方、表情は、……と想像で補完する楽しさがあった。
もう絶対に公演できないライブだからこそ、観客に想像の余地を与えてくれるよさが際立つ。
彼女の永遠性を改めて感じた。

それから、今までは一人で聴いていて、一人でユッコの曲を楽しんでいたけど、
この公演ではみなさんと一緒にサイリウムを振って、コールやミックスをしたり、ファン代表としてダブルアンコールかけたり、
ふつうに一人で曲聞いてるだけだったら、味わえない楽しさがそこにあった。

また、大変恐縮ながら、冒頭に述べた難産したユッコの絵はパンフレット表紙になった。
気付いたらペンライト用のシールにもなっていた。
公演の1週間前には、コンサートうちわを初めて作った。材料はすべて100均でそろえたが、いまの100均は推し活グッズがすこぶる充実していて感動した。
カラーや素材の豊富さ、お手頃価格で手に入ることで推しグッズを作ることはかなり容易になっていると言えよう。
うちわを作っているとき、アイドルのファンってすごいなァと感心するとともに、作っていくうちにライブへの気持ちが高まってきて、とても良い創作活動になった。
また作る機会はあるだろうか。

上は今回つくったうちわの一部である。

グッズ関係で少しでも公演に関われたこと、現地参戦で一緒に盛り上げることができたことが本当に嬉しかったし、こんな日が来るとは思わなかった。
昭和ポップス倶楽部にいてよかったなァ~!と思った瞬間だった。
(ほかにもよかったと思うタイミングはたくさんあるけど……!)

昭和ポップス倶楽部メンバー。好きなのはガンダムとチョコあ~んぱん。

1件のコメント

  1. こっちのイラストも素敵だわ〜〜!
    花のイマージュみたいな・・・
    背景もすきです。

    好きな歌手のためにみんなで大声出せるタイミングって、そういえば、ないですよね。
    一緒に盛り上がれて最高でした!

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