2023年3月8日(水)、オンライン交流会を開催しました!

昭和ポップス倶楽部では、毎月2回メンバーが好きなことをプレゼンしたり、あるテーマについて語り合う定期交流会を開催しています。

今回の交流会のテーマは「アナログレコードで昭和歌謡曲を聴こう!PART2 岩崎宏美編」

メンバーのタッピーさんはこれまでに何度もレコードやDJにまつわるプレゼンをしてくれました。この「アナログレコードで昭和歌謡曲を聴こう!」は、タッピーさんがレコードの魅力を伝えるべくスタートしたプレゼンシリーズで、前回はレコードの基礎的な解説をはじめ、おすすめのレコード店やレコード機材を紹介してくれました。

今回は岩崎宏美さんの楽曲をレコードで聴いて、彼女の魅力を体感しようという企画です!

概要

アナログレコードで昭和歌謡曲を聴こう!PART2 岩崎宏美編

日時:2023年3月12日(水)21:00~23:00

会場:オンラインZOOM

参加人数:13名

岩崎宏美さんのアルバム「飛行船」をオマージュ!

プレゼンターのタッピーさんの感想

プレゼンターをやってみての感想

タッピー

様々な楽曲(童謡、JAZZ AOR カバー)をお送りする中で、ジャンルが歌謡曲ではないので、どうかな?っと正直不安な部分があったのですが、反応を見てホッとしてます(笑)

準備で大変だったこと

タッピー

準備よりも、本番当日レコードを1枚1枚入れ替えながら掛けないといけないので、その作業が大変でした(笑)

今回のプレゼンでいちばん伝えたかったこと

タッピー

様々な視点(楽曲)から岩崎宏美の表現力の豊かさ、どんなジャンルでも自分のものにしてしまう凄さが伝わったんじゃないかなと思ってます。

参加者の感想

Kさん

今夜は交流会として、岩崎宏美鑑賞会。普段のレコード鑑賞会の延長線上にあるような位置付けだと思っていた宏美ちゃんには、昭和ポップスの枠を超えたジャンルもカバー出来る声の持ち主と知った。

Oさん

使い古された言葉ながら、岩崎宏美さんは文字通り「歌うために生まれてきた人」だと実感。
歌う曲によって全く違う声を作る柔軟性を持ちながら、その全てに通底する宏美さんらしさにも触れることができ、音楽の聴き方の幅が広がる機会でした。

主催者レポート

昭和ポップス倶楽部代表のかなえ氏です。

今回は、タッピーさんが岩崎宏美さんの魅力をレコードで体感して欲しいということで、岩崎宏美さんだけを流すこれまでになかったプレゼンをしてくれました!岩崎宏美さんは「ロマンス」「シンデレラ・ハネムーン」「思秋期」「すみれ色の涙」「聖母たちのララバイ」などたくさん名曲がありますよね。しかし、今回のプレゼンでは、タッピーさんの粋な計らいでシングルではなくアルバム収録曲を中心に5つの視点で楽曲を紹介してくれました。それぞれ簡単にご紹介します!

1つ目は、童謡です。

誰しも親しみのあるこのジャンル。岩崎宏美さんは1978年に童謡だけをカバーしたアルバムをリリースしています。タッピーさんは、ここから「この道」「赤とんぼ」「七つの子」をピックアップしました。

「この道」(『ALBUM』より)
「赤とんぼ」〜「七つの子」(『ALBUM』より)

これら楽曲を流している最中、あまりの歌唱力にチャットでは「童謡こそ、歌手の実力が顕著に出るジャンルですよね。この曲はゆったりしたテンポだから尚更」「子供に聴かせても寝ない童話曲w」などのコメントが!

コメントの通り、たくさんの人に親しまれているからこそ、歌唱力が試されるジャンルだと思いますが、持ち前の表現力で見事に歌い上げていますね。また、童謡でカバーアルバムを出すといのも昭和ならではでないでしょうか。

2つ目は、ジャズです!

ジャズを歌うアイドルは今でも新鮮に感じますが、タッピーさんは、岩崎宏美さんがシャズだけを厳選した1983年リリースの『Disney Girl』からこの曲をピックアップしました!

「You Are Too Beautiful」(『Disney Girl』より)

岩崎宏美さんは、英語でも歌えるのかと驚きますね!実力だけじゃなく努力を一層惜しまず、歌に向き合っていたんだと感じることができます。

3つ目は、AORです!

英語・洋楽の流れで、紹介してくれたのがこちら!

「Both Of Us」(『I WON’T BREAK YOUR HEART』より)
「Could You Be The One」(『I WON’T BREAK YOUR HEART』より)

なんと、バンド シカゴのメンバー、ビル・チャンプリンとのデュエットソングです。

タッピーさん曰く、岩崎宏美さんの魅力は「楽曲によって歌い方を変える凄さ」だそうで、オリジナル曲は力強いアルト音程なのに対して、洋楽だとキーが少し上がっている。つまり、それを歌いこなすことができる表現力があるということをお話してくれました。

4つ目は、カバー曲です!

岩崎宏美さんは、前述した童謡以外にもカバーアルバムを出しています。それが1979年リリースのアルバム『恋人たち』で、そこから選曲されたこちらの楽曲を紹介してくれました。

「行かないで」(『恋人たち』より)

この曲は元は1959年にベルギーのシンガーソングライター、ジャック・ブレルが書いたフランス語の楽曲でした。すぐそこで歌っているような緊張感とライブ感が伝わってきますね。

最後5つ目のポイントは、生歌!ライブ音源です!

最後の魅力は、ぜひ岩崎宏美さんの生歌=ライブ音源の魅力を聴いて欲しい!ということでこちらのアルバム『Symphony』のA面をまるまる流してくれました!

「序曲 a)未来 b)ロマンス c)私たち d)」「月見草」「ロマンス」「二重唱」
「万華鏡」「世界の果てへ連れてって」「思い出さないで」「岐路」

こちらの『Symphony』というアルバムは1980年1月に中野サンプラザで開催されたライブが収録されたアルバム。日本フィルハーモニー交響楽団というフルオーケストラを従えた超豪華なライブ音源ということで「岩崎宏美も楽しめて、オケも楽しめて・・・このライブお得すぎ」という歓喜のコメントも。また、思わず生歌ということを忘れてしまう歌唱には「ずっと聴いてられる」「声の説得力が違う」とメンバーも絶賛でした。

今回は約1時間まるっと岩崎宏美さんを聴く回となりました。これまであまり聴いたことがなかった人も、ヒロリンラブ!な人たちも、当時から今に至るまで多岐に渡って活躍している岩崎宏美さんの魅力を体感できた素晴らしい交流会となりました!

お知らせ

昭和ポップス倶楽部では、毎月2回定期交流会、毎月1回イベントを開催しています!「気になるけど、まずは雰囲気や様子を見てみたい・・・」という方は無料お試しで交流会への参加が可能です!

気になる方は、お試し参加申し込みフォームからお気軽にお問い合わせください。

その他お問合せ

昭和ポップス倶楽部は、住んでいる地域、職業、肩書きを超え、「聴く」「観る」「話す」の三拍子で昭和ポップス(70~80年代の大衆音楽)を探究し、その魅力を共有・共感し合う若者のためのコミュニティです。イベントや取材の相談などは問合せフォームよりお気軽にお問合せください。


1997年生まれ・宮城県仙台市出身
昭和60年生まれ以降の若者中心の音楽コミュニティ【平成生まれによる昭和ポップス倶楽部】を運営 | 昭和ポップス資料館を作って戦後の大衆音楽を継承することを目標としています

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