2023年7月16日、「平成生まれによる昭和ポップス倶楽部」にて月に一度のイベントを開催しました。
今回のイベントは、「大人の社会科見学」シリーズ!昨年は多くの天才漫画家を生んだ「トキワ荘」の復元施設「トキワ荘マンガミュージアム」とその周辺をめぐりましたが(【イベント】昭和ポップス倶楽部 ・大人の社会科見学inトキワ荘)、今年は東京・小金井にある江戸東京たてもの園に行ってきました!
江戸東京たてもの園で散策!
この日はびっくりするほど夏いっぱいの日!最高気温は35℃と蒸発しそうな暑さの中、14時という暑さのピークに集合したメンバーたち。
今回散策する江戸東京たてもの園とは、「たてもの園」という名のとおり、昔存在した建物を可能な限りそのまま移築・保存してある野外博物館です(そのため施設内ももちろんクーラーが設置されていません!汗)。江戸という名前ではありますが、建物がつくられた時代は江戸時代前期から昭和中期までさまざま。いろんな時代の建物が、広い敷地(なんと7ha=7万㎡)のなかに立ち並んでいます。
ひえひえのエントランスから外に出た瞬間の熱気にやられつつも、熱中症対策と水分補給には十分気をつけながら、2チームに分かれていざ出発!
今回の見学のお題は「クイズ」と「ノスタルジックフォト」
今回の大人の社会科見学では、ただ見るのではなく考えてまわってもらうため、2つのお題を用意しました。それは下記の2つ。
①クイズを考えながら巡ること
②ノスタルジックフォトを撮ること
①:見学終了後、チームごとにお互いクイズを出し合うため、相手のチームにどんなクイズを出すか考えながら展示を見てまわってもらいます。
②:今回はノスタルジックな写真を撮影できるアプリ※を各自ダウンロードし、ノスタルジーを感じる写真を撮ってもらいます。撮った写真を集めて倶楽部内フォトコンテストを開催!
例えばこんな感じ。
ノスタルジックフォトコンテストは現在投票受付中(7/20時点)ですので、メンバーも、コラムでお楽しみの方も投票をよろしくお願いいたします!
※「CALLA」「FIMOレトロフィルムカメラ 」「HUJI(iOSのみ)」等がおすすめ
お目当ては昭和エリア
この施設には名前のとおり江戸時代の建物から昭和の建物までが立ち並んでいます。もちろん目玉は昭和エリア!
武居三省堂は明治初期に創業した文具店です。当初は硯など書道用品の卸をしていましたが、後に小売店に変わりました。右側の花屋は花市生花店(はないちせいかてん)といい、1927年(昭和2年)に神田淡路町に建てられ、1991年まで営業していました。
こちらは「子宝湯」という銭湯。1929年(昭和4年)に足立区千住にて開業しました。なんといっても魅力的なのがこの富士山!
男湯側には坪庭があったりと、当時としては贅をつくした造りだったそうです。
こちらは「鍵屋」。いわゆる居酒屋です。小説家の内田百閒などの著名人も通っていたそう。
中に入ると……
うわぁ、いい雰囲気ですね。「雀やき」というのが気になります……
そのほか、三井財閥で知られる三井八郎右衞門邸など。
江戸東京たてもの園のホームページでは、360°パノラマビューでその様子を体験することができます。行ってみたかった!という方はぜひお試しください。
一行はデニーズへ
汗だくになった一行は移動してファミレスへ。ドリンクバーをごくごく飲んでリフレッシュした後は、お互いに考えたクイズを出し合います!一部ご紹介しますので、イベントに参加できなかった方もぜひ考えてみたくださいね。
江戸東京たてもの園にまつわるクイズ!
Q1.江戸東京たてもの園の公式マスコットキャラクター、「えどまる」をデザインしたのはいったい誰でしょう?
えどまるはこちら。
知識として知らなくても、よ〜く見ればその片鱗が見えるかも?答えは最後!
Q2. 醤油の入れ物が瓶からプラスティックに変わったのはいつでしょう?
①昭和20年 ②昭和30年 ③昭和40年
「小寺醤油店」は、港区・白金にて大正から営業していた酒屋。当時は酒屋で醤油や味噌を販売することは珍しくなかったのだそうです。
さて、入れ物に変化があったのはいつでしょう?3択からお考えください!
【臨時休園中】
— 江戸東京たてもの園 (@tatemono1) March 12, 2021
東ゾーン小寺醤油店の商品ラベルを貼り替えました。昭和30年代後半の様子を再現しており、ラベルも当時のデザインを忠実に再現しています。港区白金で営業していたこの店の主力商品は日本酒でしたが、醤油や味噌の量り売りのほか調味料や缶詰も販売し、繁盛していました。#たてもの園 pic.twitter.com/s7DpA9RP35
Q3:江戸東京たてもの園にある「デ・ラランデ邸」には、ある商品を発明をした人が住んでいました。それは誰でしょう?
ヒントは、夏になると飲みたくなるアレです!この日も飲んでいた人がいましたね。
Q4. 下記の写真は、「◯◯のときに◯◯◯として使われていた」建物の一部です。どんなときに、どのような用途で使われていた建物でしょうか?
これはメンバーたちも苦戦した問題でした!ヒントからお考えください。
ヒント1:1925年に建築され、1970年まで使用されていた
ヒント2:この建物全体の大きさは約23.6m(写真部分は7mほど)
ヒント3:おしゃれだけど、おしゃれであることに意味は(おそらく)ない
クイズの答え
Q1:宮崎駿 Q2:③昭和40年 Q3:カルピス Q4:火事が起こったときにいち早く町内に知らせるためのやぐら(見張り台)として使われていた
Q1の答えは宮崎駿さん。江戸東京たてもの園は、スタジオジブリが「千と千尋の神隠し」の制作にあたり“大いに参考にした場所”として公式に発表しているスポットなのだそう!特に、先にも紹介した三省堂は釜爺のボイラー室のモデルになっているとか。
Q4について、まさか「やぐら」が1970年まで使われていたとは驚きですよね。この建物は東京・上野にあったそう。写真の部分は、その頂上部分です。
クイズも予想以上に盛り上がり、ときに爆笑しながらのいい勝負となりました。結果・Bチームが勝利!お互いいい問題を出せたのではないでしょうか。
最後は写真撮影。
その後は全員2次会へ!今日はたくさん歩いて汗をかいたから、お酒が身体に染み渡りました。参加してくれた皆さん、ありがとうございました!
ノスタルジックフォトコンテスト、開催中!
さて、この日メンバーたちがとった写真でノスタルジックフォトコンテストを開催しております!下記のフォームからエントリー作品をご覧いただき、ぜひノスタルジーを感じた作品に投票をお願いします。みな傑作ばかりです!
▼結果はこちらから!
\結果発表!/7/16(日)イベント「大人の社会科見学in江戸東京たてもの園」の企画「ノスタルジックフォトコンテスト」グランプリに選ばれたのは・・・
おまけ:運営たちの一枚
この日、運営もたくさんの写真を撮っていました!コメントと共に載せておきます♪
「昭和の夏の大詰め仕事」
昨年、トキワ荘で手塚治虫を担当していた虎太先輩の後任となったshinさん。
なかなか筆が進まない手塚を乗せるのが仕事。暑い夏もあくせく働く。(撮影者:りょう)
「木漏れ日」
木々の隙間から差し込む光は時代を超えても変わらない原風景だと思う。(撮影者:かなえ氏)
「神田川」
酷暑の中、「『洗い髪が芯まで冷えて小さな石鹸カタカタ鳴った』をしてください!」「もっと寒そうに!」という無茶振りに答えてくれたshinさん。お人が好い。(撮影者:さにー)
昭和ポップス倶楽部では、音楽を一緒に楽しむ仲間を募集しています!
平成生まれによる昭和ポップス倶楽部は、昭和ポップスの魅力を共有・共感し合うのコミュニティとして運営しています。
おもな活動内容
- メンバー限定チャットで24時間いつでも交流!
- 毎月(最低)1回、交流会を開催!
- メンバー限定Webサイトで各種コンテンツを楽しめる
- オフ会も多数開催!忘年会や新年会、BBQなども♪
そのほか、楽しみ方・活用の仕方はあなた次第!
一人でも多くの昭和ポップス・歌謡曲好きな方々とその輪を広げられるよう、随時新たなメンバーをお待ちしています。気になる方はぜひ一緒に楽しみましょう!!
※昭和60年(1985年)以降生まれの方が対象です